2025年04月25日 どろんこ通信フリースペース乳幼児一時預かり学童保育

こんな人が関わっています【えみこ】

【自己紹介】

こんにちは。
どろんここぶたのえみこです!

もう成人済みの息子と娘がいます。

まだ初心者ですが、ウクレレの弾き語りが楽しくて、時間がある時はウクレレで遊んでいます♪

料理とか、本を読んだり映画観たりも好きです。

【子どもの頃のわたし】

子どもの頃は空想の世界ばっかりで遊んでて、なんとなくいつもボーッとしてました。不器用で、周りとうまくなじめない子。

忘れ物するし、遅刻はするし、のび太くんみたいでした。笑

小学生の頃、茨城の田んぼだらけの村に住んでいた時が一番遊び込んだ時期です!
誰にも邪魔されずに、ウシガエルのオタマジャクシやザリガニ捕りをしたり、用水路に棲んでいたブラックバスを捕まえることに夢中になっていて、「龍の木」とか「ブレーメンの森」「天国と地獄」なんて、色んな所に名前をつけた森の中では、木登りしたり崖から転がり落ちたり、毎日傷だらけ泥だらけでとことん遊んでいました。

【最初の夢】


演劇好きだった両親の影響で、幼い頃から舞台演劇を観てきた私は、高校の途中から社会人に混ざって夜間の演劇学校に通い始めます。
そして高校卒業と同時に、劇団の研究所に入所しました。
この学校では、心を感じること、開くこと、自分を表現することを学び
世の中には色んな人がいることを知りました。

何しろ”学校”というものがつまらなくて窮屈に思えていた私にとって、演劇の世界は、自由な表現の場であり、一番自分らしくいられる居場所となりました。

『人と違っていてもいいじゃん!』

これは私にとって、人生を変える大きな気づきだったのです。

オーディションという体験、イギリスの演劇学校で学んだことや海外での公演も、自分の自信に繋がりました。

そう、その頃は、ずーっと舞台の世界で生きることが私の夢で、全てだと思っていました。
でも、競争に心が追いつかなくなって挫折。
6年一緒にいてくれた人と新たな道を選ぶことにしました。

そこからが私の更なる転機です。

【子どもとの出会い】

長男が産まれたその時から、子どもという存在の奥深さにすっかり魅せられ、発達心理学や心の育ちに強く関心を持つようになりました。

「かわいい」以上に、「人間って何て面白いんだ!」が勝っていたかもしれません。
もともと心理学が好きだったこともあり、「赤ちゃんの心はどう育つのか」「環境にどう影響されるのか」にどんどん引き込まれていきました。

両親が自営業で、やりたいことは自分でやる姿を見て育った私は、「今度は保育の世界だ!」と、長男が1歳の頃に資格取得を目指しはじめます。

最初に思い描いていたのは、広いお庭のある一軒家で、子どもたちがのびのびと自分らしく過ごせる場所、自由に遊び込める保育ルーム。

というのも、私自身が通っていた保育園が本当にすごーく怖いところで、まだ幼かった私の記憶にバッチリ残るぐらい怖くて息苦しい場所だったんです。
だからこそ、自分の子どもには、愛情と自由に満ちた空間で一緒に遊びながら育てたい。

そんな想いで、保育ルームの開業を夢見ていたのです。
2人目の子どもが生まれ、もう少し手が離れたら…と、計画を立てていました。

――が、そんな矢先。

なんと夫が突然出ていってしまい、思いもよらない離婚という現実が襲ってきました。

鈍感な私はまったく気づかず、まさに青天の霹靂。

あのとき、子どもたちはまだ5歳と2歳。悲しんでいる暇はありませんでした。

「一部屋でいいから、部屋を貸してもらえないかな?」

そんなふうに頼み込んで、実家での生活をスタート。とにかく、子どもたちと生きていくしかありませんでした。

でも、どんなことがあっても――“好きなことを仕事にする”という想いだけは、絶対に手放したくなかったのです。

こうして私は、実家の一室を使い、念願の保育ルームを開業しました。すべては一瞬のような出来事でしたが、あの時の決意と覚悟が、今につながっています。

まぁ今は

「私の背中を押してくれてありがとう」

って思ってますけど。

【みんなのおうちを作りたい】

そこからは、毎日が本当に大忙し!

でもとっても幸せでした。

休日には自分の子どもたちと目いっぱい遊び、平日は我が子に加え、遊びに来てくれる子どもたちと一緒ににぎやかに過ごす日々。

保育ルームでの仕事が終わると、すぐに片づけを済ませ、公園へ直行。

真夏でも真冬でも、我が子やご近所の子どもたちと一緒に、とにかく遊んでいました。

そんな日々の中で、自然と名前も知らない子どもたちとも出会い、いつのまにか友達になり、いろんな話をしてくれるようになりました。

「学校行ってない。下の子の面倒見ないとだから」


「塾行けって言うんだよね、熱があるのに。行かないと殴られる」


「両親離婚してさ、私はおじいちゃん家にいるけど、嫌われてる」

一方で、習い事や塾でスケジュールがぎっしり詰まっていて、何だか忙しそうな子ども達 ――。

そんな子どもたちと向き合う時間に、私のもうひとつのスイッチが入りました!

『もっと、みんなの声を聴きたい。』

『目の前に見えているその子だけじゃない、心の奥にある色とりどりの気持ちや姿にも出会いたい。』

“学童”という枠さえも、私にはどこか窮屈に感じられていたけれど、
みんなが「ただいま!」って笑顔で帰ってこれる、家でも学校でも無い秘密基地みたいなもうひとつの”おうち”。

そんな場所があったら――。

そう思って、私は決めました。

「よし!学童も作ろう!」

そして、実家の一部屋から飛び出し、庭付き平屋の一戸建てへ。
“かおりさん”という超強力で素敵な仲間と共に、夢の続きをリスタートしたのです。

【夢はつづくよどこまでも】

今では、さらに場所を変え、私たちの活動はびっくりするほど進化しています。

けれど、私の中の“最初の気持ち”だけは、今もまったく変わっていません。
どんなに形が変わっても、どんなに環境が整っても――
「子どもたちが自分らしくのびのびと過ごせる居場所、みんなのおうちをつくりたい」
その想いに、私は少しもブレたことはないのです。

そして、私は“進化を止めない”。
というより、止められないのかもしれません。
もっとこうしたい、もっとできることがある。そんな気持ちが、いつも次の一歩を運んでくれます。

そして最後に、私のいちばんの“すごいところ”をひとつ。

それは――なんといっても、仲間に恵まれていること!

かおりさん、えりかさん、おけまる、そして今は離れた場所から応援してくれているゆりさん。

最高のファミリー!!


私自身はずっと不器用な”のび太くん”ですが、こんなにも素敵な人たちに囲まれて、やりたいことを好きなようにやらせてもらえている。

これって、私の中にきっと何かすごいパワーがあるんじゃないかな?なんて…いつもこっそり、自画自賛しています!

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