2025年05月07日 フリースペース学童保育

裏高尾サバイバルキャンプ その1

5月3日から1泊2日テント泊のキャンプに行ってまいりました。
どろんここぶたキャンプでは初のテント泊です。
大きなバスに乗ってさぁ出発!
目的地は「高尾の森のひみつきち 日影沢ベース」へ

第一の試練!

元気いっぱい、ワクワクドキドキスタートしたものの…
車が前に進まない・・・歩いてる人たちの方が早いのでは・・・?
ゴールデンウィーク渋滞は考えてはいたものの、これは後半きつそうだぞ


そこで、バスレク担当のシャンク登場!
みんなの飽きて来たタイミングを見ながら要所要所ですかさず登場し
楽しいゲームで盛り上げてくれました。
とーっても盛り上がったのだけど、やっぱりおなかペコペコ
時間はもう13時過ぎ。。。頑張れみんなこれもサバイバルだ!
ブーイングの中「渋滞ってそんなもんだよ」と中学生のMくん。大人です。

ようやく日影沢の林道入り口に到着!
ついた~とホッとすると同時に試練の追加
ここからはバスが入れないので大きなリュックを背負って登山道を15分ほど登ります。



えぇー!むりー!最悪! との声は上がりましたが
木立の中を歩き始めると、さわやかな風が吹いて、きれいな沢のせせらぎが聞こえて
みんな歩くペースがどんどん早くなる
空腹イライラから少しづつワクワクへ さぁ見えてきた!



日影沢ベース到着!

渋滞予想より早めに着いたらテント設営からスタートする予定でしたが
今回は大幅に遅れることになったのでスペアタイムの”いわごちん”と”ふくちゃん”が先にテント設営を
終えてすぐにお昼が食べられるようベースを整えてくださっていました。
(こちらの様子はスペアタイムさんインスタで)
きつい渋滞を乗り越えたみんな、頑張ったね!
お陰様で食べたらすぐに遊びをスタートさせられます。
でもその前に、自由に遊ぶためのルール伝達
・大人の顔の見えないところへはいかない。山での迷子はとても怖い
・沢水・井戸水を飲まない、山のものを勝手に口にしない。
・刃物や火を扱う時は大人に確認すること。
・仲間の気持ちも大事にする。
自由には責任があることをしっかり聞いてもらいます。

沢遊びとバードコール作り

沢で遊ぶチームは水遊び用の服に着替えて出発


クラフトチームはふくちゃんと一緒にバードコール作り。
小鳥が応えてくれる鳴らし方も教わりました。

さて
昨日の大雨での増水が心配です。いつもより水量が多いかな?
川へ行ってワーッと飛び込みたくなるけど
一度止まって安全確認。深いところは大人が確認してから進みます。


にしても冷たい!冷たい!
10秒も入っていると足がジンジンしてきます。
はじめは静かに入っていましたが、沢蟹を見つけるとスイッチオン
気温もだんだん上がってきてえーい入っちゃえ~と飛び込んでいく人たち。
石をひっくり返し、たまった落ち葉や泥をかき分けて沢蟹採り。



しばらくするとバードコールを作っていた子達が合流しました。
もう少し先まで行ってみよう~
きれいな石を拾ったり、ふわふわのコケを触ったり
そこに水が流れているだけ、なんの道具もないけれど
それぞれがとっても楽しく遊んでます。

楽しいけど、体は冷え冷え。
順番にあったかいシャワーを浴びて今度はベースに戻って遊びます。

庭あそび

ハンモックは大人気!
誰かが乗ると、誰かしらが来て一緒に乗ったり漕いでくれたり
きゃーきゃー叫び声がして盛り上がっています。

斜面を登ると長ーいブランコがあって
秘密基地を上から見下ろせて気持ちいい~
漕ぐたびに木の枝がゆ~らゆ~らと揺れる感じも癒されます。まだまだ遊ぶ!

焚火の周りではマッチやファイヤスターターを使っての火おこしの特訓
最初はこわごわだったけど、慣れてくると力を入れるコツをつかみ
つけられるようになりました。できるようになった子がまだできない子にコツを教えます。
ファイヤスターターで着火した綿を杉の葉につけ、その上に細い枝をのせて
火をどんどん大きくしていきます。
炎がなくなっても火種があればまた炎が生まれます。
竹の火吹き棒を使って風を送り込むのも上手になりました!

捕まえたカニを観察しながらあれこれと物語を作ったり
不思議な形の木に登ったり、それぞれお気に入りの場所で遊び始めます。
山の斜面使って鬼ごっこ。凸凹のフィールドで転んだり靴が脱げたり
全身泥まみれだけど気にしない! 転んだ傷は水でジャバジャバ流して
「もう走れる!大丈夫!」とまた走りだす男子たち。きっと洗濯大変でしたよね
Hちゃんはおけまると野草つみ。
ユキノシタの葉っぱをたくさん摘んできてくれました。
集めた葉っぱは夕飯の一品になりました。焼くとぱりぱりとした触感で美味しかった!
小さいころ私はユキノシタの花をやっこさんの花と呼んでました。食べられるなんて知らなかったです。



無水カレーと飯盒ごはん

昼ごはんが遅かったので、遊び時間を延長して夕飯つくりをスタートしました。
希望者を募って室内でのカレー作りチームと焚火でご飯チームに分かれました。

外チームは火を起こすことはもう得意になったけど
今度は火加減を調整する、という課題に取り組みます。
昔は出来上がるまで飯盒のふたは開けない!とか炊き上がったらひっくり返す
とかやってましたが、そんなことは必要なし。
蓋を開けて確認しながらでもお米は炊けるし、失敗も少ないんです。
フタがコトコトとなるのを耳と指先で感じて、音が消えたら火からおろします。
じっくり蒸らして完成です!

無水カレーは大量の玉ねぎをみじん切りにする試練からスタート。
包丁使えるかな?と聞くと
家庭科でやったから知ってるよ、というRくんと
家でもやったことあるKくんはどんどん切っていき
目が、目がぁ~と泣きながら頑張っています。
やった事ない、というJくんもはじめはこわごわ丁寧に
そのうち楽しくなってきて給食番長のように
おりゃぁ~~~~と大胆にみじん切り。そして爆泣き(笑)

苦しいみじん切りを終えて、水を使わずトマト缶との水分だ新玉ねぎの水分だけで
コトコト煮込んでいきます。
無水カレーは災害時に水が出ない時などストックしていたトマト缶と冷蔵庫の残り物で
作れるレシピなんです。









ご飯も炊けたし、カレーも出来た。
みんな揃っていただきま~す。

中辛以外は食べられないと言っていたRくんも
トマトや玉ねぎ苦手な他の子たちも
「美味しい~~~~」と満面の笑みで食べていました。

振返りの時間

食後の片づけをして、順番にお風呂。
待っている間は焚火をしたり、暗闇鬼ごっこしたり・・・

ふと一画でおけまるの占いコーナーが始まってました(笑)
みんなの運勢どうだったかな?
ってか、闇の占いコーナーってそれだけでわくわく。占いって!

そんなこんなでお風呂も終えて時刻は9時
みんな寝ないだろうなーとテントに送り出し
泣く子がいるかな、寝れない子が出てくるかな、とスタッフはミーティングしつつ
待機しておりました。

外を見るとみんなテントの中にいて
外に出て騒ぐ子もいなく、泣いて帰りたいという子もいなく

私たちスタッフもほっとして横になり休息をとりました。




こうして1日目

無事に終了致しました。

その2に続きます。

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